2019.03.11
暗号資産取引所大手のBinance(バイナンス)が発行する暗号通貨「バイナンスコイン(BNB)」が、急成長している。
バイナンスが今年に入ってトークンの資金調達(ICO)プラットフォーム「バイナンス・ローンチパッド」の運営を再開し、同プラットフォーム上でのBNBを介したトークンセールが好調だったためだとみられる。
年初の1月時点で6ドル台だった価格は7日(現地時間)時点で15ドルまでに急騰。
時価総額は20億ドルを超え、時価総額順位はテザー(USDT)を抜いて7位に浮上した。
同プラットフォーム上で行われたトークンセールは活発だった。
TRONの子会社であるBit Torrent,Incが、わずか18分間でトークンを完売し7億7000万円相当の資金を調達。
同様に2月末にICOを実施したFetch AIも、資金調達額は600万円と小さいものの、開始から22秒でトークンを完売した。
バイナンスの最高経営責任者、ジャオ・チャンポン氏はBNBの急成長に関し「BNBがビットコインの影響から脱し、独自の路線を歩んでいる」と評価している。