2019.02.27
アメリカでオンライン融資事業を展開するフィンテック企業SoFiは26日、同国の大手暗号資産取引所コインベースと提携し、今年の第2四半期(4〜6月)から暗号資産取引サービスを開始すると発表した。
同社が提供するプラットフォームSoFi Invest上で、ユーザーが価格を確認し、暗号資産を購入できるようになる。
SoFiはソフトバンクグループ傘下のソフトバンクキャピタルやピーター・ティールなどから出資を受けており、企業評価額44億ドル(約4800億円)でこれまでに合計19億ドル(約2100億円)を調達済みだ。
注目度の高いスタートアップ企業が暗号資産業界へと進出することになる。
なお、現時点ではどんな暗号資産が取引可能になるかは明らかにされていない。
ビットコインをはじめとする暗号資産の価格がピーク時から80%以上下落しているこの時期だからこそ、同社は暗号資産業界への参入を決めたと見られており、同社CEOのアンソニー・ナトー氏によれば、「当社の顧客は暗号資産への投資に興味を示しており、価格のボラティリティはコインの裏表のようなものだ。投資の機会を伺っている人たちもいる」とコメントしている。