2018.12.27
仮想通貨やICOトークンなどの「デジタル資産」を中心とした、世界初の「公募」投資ファンドの運用が来月末、開始される。
同ファンドの名称は「エポック・デジタル・アセッツ」(通称:ディジアセ)で、ケイマン諸島に本拠地を構える「エポック・パートナーズ・リミテッド」が管理会社である。
同社が長年培った運用経験を活かすことで、仮想通貨やICOなどの値動きが大きくハイリスク・ハイリターンな商品をポートフォリオに取り入れながら、投資収益の最大化を目指す。
日本国内での管理・運用は「Teneo Partners 株式会社」が担っており、同社は今年9月28日に、国内で有価証券の募集や売出しを行うために必要な「有価証券届出書」を金融庁に提出、同10月15日からファンドの公募を行っていた。
なお、ファンドの公募にあたって、管理会社「エポック・パートナーズ・リミテッド」の代表であるKenji Steven氏は、「アセットクラスとしてはまだ新しいが、ゴールドマンサックスのような大手が参入する動きは、この分野に秘められた大きな可能性を示している。将来的には(仮想通貨やICOトークンなどの)デジタル資産が、株式や債券商品のようにポートフォリオに組み込まれることになりそうだ」と述べている。