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【最新】ビットコインキャッシュ分裂後の国内取引所の対応

開発方針を巡った対立から生じたBitcoin Cash(以下、BCH)のハードフォークによりBCHの取引や入出金が一時停止されていたが、分裂から約3週間が経過し、一部の取引所では取引を再開している。
ハードフォークにより分裂通貨の「BitcoinABC(以下、ABC)」と「Bitcoin SV(以下、SV)」をどう取り扱うのかが焦点となっているが、既に明らかになった取引所の対応を以下に紹介する。

【bitbankの対応】bitbankで取り扱うBCHは、ABCソフトウエアを指す。BCHの入出金を再開。(12月5日時点)
【Liquid by QUOINEの対応】ABCがBCHティッカーシンボルを継承し、取引・入出金を再開。(12月4日時点)
【BTC Boxの対応】BTC BoxにおけるBCHはABCのことを指す。BCHの入金のみ再開。(11月30日時点)
【Coincheckの対応】ABCが参照するチェーンをBCHとして表記する。BCHの入出金・売買の再開。(11月27日時点)
【BitFlyerの対応】BitFlyerのサービスにおけるBCHはABCを指す。BCHの入出金は一時停止。(11月16日時点)
【DMM Bitcoinの対応】BCHの取引価格は、ABCの取引所価格を参照価格とする。(11月13日時点)

ご覧になってお分かりになる通り、現時点での国内取引所の対応として、BCHの表記はABCが継承して取引を行う取引所が大半のようだ。
SVの取引については、Liquid by QUOINEのみ取り扱い開始に向け「調整中」と公表している。
なお、ABCとSVの取り扱いには注意喚起を促す取引所も多く、以下はその一例だ。

・BCH預入アドレスSVを送付した場合、SVに反映されない。
・BCH引出先アドレスにSVの引出を完了した場合、資産が失われる可能性がある。
・送金時のトランザクションリプレイ対策として、ユーザー自身で新通貨の分離作業が必要。
 各取引所によって取り扱いや注意喚起の内容が異なるほか、内容に変更が生じる場合があるため、引き続き公式サイトから最新情報を確認する必要がある。