月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • タクシー運賃の仮想通貨決済の導入に向け、実証実験を開始

タクシー運賃の仮想通貨決済の導入に向け、実証実験を開始

仮想通貨取引所を運営する株式会社ビットポイントジャパンは、ハイヤーやタクシーなどの旅客輸送事業を運営する株式会社日の丸リムジンと共同で、仮想通貨決済の導入に向けた実証実験を行うことが明らかになった。
大手事業会社によるハイヤー・タクシー運賃の仮想通貨決済の導入は、「国内初」となる。
関係者によると、今月から2か月間、都内から羽田、都内から成田空港間送迎サービス(要事前予約)で実証試験を行い、導入可能と判断すれば対象を一般のタクシーにも拡大する予定だ。
支払いは、専用のモバイルアプリで決済が可能で、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコイン・キャッシュ(BCH)などに対応にしているという。
両社は6日にも正式発表する予定だ。

日刊仮想通貨の見解

今回の導入により、大手タクシー業界の仮想通貨決済の導入が加速するかもしれない。
昨年は約2800万人もの外国人観光客が訪れ、東京オリンピックが開催される2020年には、4000万人を目指すことを政府は掲げている。
そういった背景から、タクシー業界は、多言語やキャッシュレス決済の対応など外国人観光客対策を進める中、今回の実証実験の動きだ。
仮想通貨を保有している外国人観光客は、日本円に両替することなく決済が可能になるメリットがある。
ただし、仮想通貨決済には認証の時間と価格のボラリティの高さなど課題はある。
今回の実証実験は、スピードが要求されるタクシーで、それらの課題がクリアできるか注目に値する。