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XRPの飛躍なるか? 米リップル社、Googleの元幹部を獲得

ブロックチェーン技術のスタートアップである米リップル社が、Googleの元プロジェクトマネージャーであるAmir Sarhangi氏を雇用したことを明らかにした。
Sarhangi氏はGoogle内で、SMS(ショートメッセージサービス)に続く標準的なコミュニケーション手段とされるRCS(リッチコミュニケーションサービス)の開発責任者を務めた実績を持つ。
リップル社では、製品部門のVice President(部門第2位の職)の役職に就き、銀行や金融機関同士の迅速な国際間決済を可能にする「リップルネット」の拡大に向けて尽力するとされている。
仮想通貨リップル(XRP)はリップルネットを構成する「xRapid」というシステム内で利用され、各国の通貨や価値の媒介として機能しており、今月には複数の金融企業での導入が発表されていた。

日刊仮想通貨の見解

業績を大きく伸ばしているリップル社にとって、Google元幹部の参画はさらなる飛躍となるだろう。
同社が発行しているXRPは、先週にもブラジルとロシアに拠点を置く2つの仮想通貨取引所へ新たに上場した。
さらに、同じく先週発表された第3四半期におけるXRPの売上報告書によれば、日本円にして約183億円もの売上を記録している(同年第2四半期は約82億円)。
売上の大きな増加も注目したいところだが、より注目すべきはその内訳だ。
183億円のうち企業向けの直接販売が110億円となっており、これはリップル社が展開するXRPを用いたxRapidプログラムの導入が企業レベルで進んでいることを裏付けている。
今回のSarhangi氏の参画は、リップルネットの発展と普及をさらに加速させるだろう。
今後の展開とXRPの価格の行方が楽しみだ。