月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • Bakktが12月12日からビットコイン先物取引開始予定

Bakktが12月12日からビットコイン先物取引開始予定

仮想通貨取引所のプラットフォームである「Bakkt」を保有しているインターコンチネンタル取引所(ICE)が現物決済のビットコイン先物取引を12月12日から開始することを発表した。
当初、Bakktは11月に開始予定と発表されていたが、米国先物取引委員会(CFTC)の承認が長引いたことにより12月に延期になったのではないかと言われている。
同プラットフォームはニューヨーク証券取引所(NYSE)に加え、マイクロソフトやスターバックスなど世界的に有名な企業が開発に携わっていることもあり、市場からの期待感が非常に高い。
今回のICEの発表では、先物取引のルールとして、レバレッジによる証拠金取引は行わないことや、現物ビットコインでの決算、そしてその現物はBakkt LLCで保管されることなども報告されている。

日刊仮想通貨の見解

昨年末、ビットコインの価格は、12月6日から8日にかけて大きく50%以上も上昇した。その要因のひとつと分析されているのが、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)とCBOE(シカゴ・オプション取引所)のビットコイン先物の取引開始である。
Bakktビットコイン(米ドル建て)先物取引の取り扱いを開始の報道は、ICEという巨大金融機関が仮想通貨業界に参入するということで、市場でも大きな話題となっている。
一部では「ビットコインETFの可決よりもBakktのほうが重要だ」と言った声も上がっているほどだ。
さらにBakktが証拠金取引を行わない所にも注目したい。
ビットコインの現物に裏付けられた先物取引が規制当局の下で行なわれることで、機関投資家の参入も見込まれ、資金が市場へ大量に流入することが期待できるだろう。
年末に向けて、ビットコイン価格の上昇を唱える識者も少なくない中、昨年のような値動きが起こるのか、12月12日前後が非常に楽しみである。