2018.06.29
LINEは28日に開催された事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2018」で、仮想通貨取引所を7月にオープンさせることを発表した。
名称を「BITBOX」とし、英語や韓国語など15言語に対応。
日本とアメリカを除いた全世界の顧客を対象にする。
取引所では仮想通貨同士の交換取引のみのサービスを提供し、日本円のような法定通貨と仮想通貨の売買はできない。
取り扱う予定の銘柄としては、ビットコイン・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・ライトコインなど30種類以上で、主要な仮想通貨がほとんど含まれるという。
LINEが仮想通貨事業への参入を発表し「LINEFinancial株式会社」を設立したのは今年の1月。
サービス開始に向けて金融庁へ交換業者登録のための手続きを開始したとコメントしていた。
そのため日本でサービスをスタートするかと思われていたが、日本とアメリカを除く各国でとのこと。
サービスを提供するのはシンガポールに拠点を置く子会社「LINETech Plus」だ。
LINE代表取締役社長でLINE Financial株式会社の代表も務める出澤剛社長は発表会で「金融の領域においても世界で挑戦する。それは仮想通貨への取り組みだ」と語っている。
大手企業が海外で活躍するのは喜ばしいことだ。
今後も仮想通貨事業を営む企業の海外進出は続くだろう。