2018.09.18
アメリカの大手投資銀行「モルガン・スタンレー」がビットコインのスワップ取引の提供を計画していると米ブルームバーグが報じた。
同社の報道によると、投資家はビットコイン価格に連動する「プライス・リターン・スワップ」という商品を通じ、ロングとショートポジションを構築できる。
同銀行は取引ごとにスプレッドの手数料を請求する予定で、すでにスワップ取引を提供する技術的な準備が完成されているという。
今後、機関投資家の需要を確認し内部承認のプロセス完了後にサービスを開始する模様だ。
世界的な金融機関であり、ウォール街を代表する投資銀行に数えられるモルガン・スタンレーがデリバティブ取引の一種であるビットコインスワップ取引商品の提供を計画していることは、まさに世界的な金融改革の大きな流れの一つと言えるだろう。
最近ではゴールドマンサックスやシティグループも仮想通貨取引のサービスを計画中であり、ウォール街の仮想通貨への関心の高さが伺える。
モルガン・スタンレーがビットコインスワップ取引のサービスを開始した場合、機関投資家から市場に多額の資金の流入が見込まれ、低迷を続ける仮想通貨相場にとって好材料となりそうだ。
モルガン・スタンレーがサービスの提供を始める日は未定だが、技術的な準備は整っているというだけにそう遠くはないと思われる。
ウォール街ではどの大手投資銀行が先陣を切って未来を切り開くのか、このレースから目が離せない。