2018.06.22
富士通はブロックチェーン技術を活用するクラウドサービスの販売開始を発表した。
観光地や商店街、商業施設などの特定地域で期限内に利用できるデジタルなポイントやスタンプ、クーポンなどの流通の仕組みを提供する。
利用者は、特定の地域内に設置されたQRコードなどをスマートデバイスで読み込むことでポイントやスタンプを取得し、店舗や商業施設で使用することが可能なクーポンなどに変換することが可能。
観光地や商店街、商業施設がブロックチェーンアセットサービスを導入すれば利用者の行動パターンやクーポンなどの使用状況などの分析結果を得られ、集客率の向上や購買意欲の増進につながるという。
NECは2月に世界最速、毎秒10万件超の取引を可能にするブロックチェーン技術を開発したと発表している。
送金スピードの速さが利点とされるリップルが毎秒4000トランザクションであるのに対して、NECが開発した技術はそれを遥かに超える処理能力を持つということだ。
日本の各メーカーもブロックチェーン技術の開発競争で世界に負けるわけにはいかないと切磋琢磨している。
今回の富士通のクラウドサービス販売開始はまだ序章にすぎない。
今後続々とブロックチェーン技術を使ったサービスがリリースされ、ブロックチェーン技術は我々の生活から切り離せない存在になっていくだろう。