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ソフトバンクが旧米ヤフーのTOBを実施へ

ソフトバンク株式会社が旧米ヤフー社である米アルタバ社が今年2月に売却するとしていた株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。
資本関係を強化すると共に、下落していた株価に歯止めをかけたい考え。
米アルタバ社が保有する35%の株式のうち、約11%を約2210億円で買い付ける。
ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長の孫正義氏は「ヤフージャパンの将来の成長を強く確信しており、ソフトバンクグループ群戦略における、ソフトバンクとヤフージャパンとの重要なシナジーに期待しています」と述べている。
ヤフージャパンが持つB to Cプラットフォームとソフトバンクが進めるブロックチェーン分野とのシナジーも期待できるだろう。

日刊仮想通貨の見解

情報検索サービスを行うヤフージャパンを設立し成功を収めた孫正義氏は現在、金融・証券・放送事業・通信事業・出版・ベンチャーキャピタル、果ては球団経営までに事業の幅を広げている。
そんな孫氏がブロックチェーン技術に注目しないわけがなく、昨年7月には通信事業者のグローバル・ブロックチェーン・コンソーシアムであるキャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループを結成。
また今年4月には子会社を通じて仮想通貨交換業者のビットアルゴ取引所東京の株式を取得している。
今回のTOBで仮想通貨やブロックチェーン事業にさらなる進展が生まれる可能性があると見ていいだろう。